農園案内
生産者からのご挨拶
株式会社アグリコラは、熊本県の干拓地で3代50年以上続くトマト専門の生産農家です。
「旨い」と言っていただくことが、私達生産者にとって最大の喜びです。また、安心安全なトマトをお届けすることは義務だと考えています。
日本では生食が一般的なトマトですが、諸外国では『出し』や『うま味』としても利用され、様々な料理で加熱調理されています。そのため、汎用性の高いサンマルツァーノ系品種は、無限の可能性を持った食材だと感じており、近年力を入れて取り組んでいます。『日本の食文化発展に貢献したい!』と壮大な野望を持ちながら、日々生産をしています。アグリコラで取り扱うトマトは、私達の思いやこだわりの詰まった商品です。
生産方法やこだわりについては、品質へのこだわりでご確認ください。
農場長より
生産現場
栽培ハウス
温室ビニールハウスで栽培をしています。
潅水
点滴潅水を利用して、無駄が少なく均一的な水やりを行っています。
施肥
液肥混入機を利用した、養液土耕栽培をしています。
暖房機
重油ボイラーを利用し、加温しています。
交配
マルハナバチを導入した交配作業をしています。暖期や露天栽培時はホルモン剤を使用。
管理作業
管理は全て手作業です。切り取った枝葉は土壌に還元。除湿のための乾燥笹も通路に入れています。
農薬について
農薬は高額です。また、散布にも多大なる時間を要し、散布者の健康面も心配です。
実は「農薬は使いたくない」が本音です。
しかし、黄化葉巻病対策(後記)のためにも使用せざる負えない状況ですが、微生物資材の散布、予防的な農薬散布の廃止など、意識的な減農薬に取り組んでいます。
地域GAP基準に適した管理を行い、自走式機械を使った散布作業をします。(葉面散布時にも使用)
黄化葉巻病
タバココナジラミが媒介するトマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)が原因で、著しく株の成長を阻害するトマトの重要病害。
日本国内の初発生は1996年。現在は、世界中のトマト生産現場でパンデミック状態です。新型タバココナジラミの発生や農薬耐性の保持、別ウイルスのトマト黄化病(ToCV)の併発などの理由で、生産現場での農薬散布は避けられな状況です。